「車」だけではなく、その向こうにいる「人」を見る
こんにちは。スマイルカーズ新潟見附店の鈴木です。
車買取の仕事をしている中で、いろいろな車と出会います。
新しい車もあれば、10年以上乗られてきた車もあります。
ピカピカに大切にされてきた車もあれば、キズや凹み、錆がたくさんある車、走行距離が10万km、20万kmを超えている車もあります。
車買取店からすると、その車を見て、
・年式は何年
・走行距離は何km
・グレードはこれ
・ここにキズがある
・この部分は修復されている
そんなふうに、一台の車を「商品」として評価することも仕事の一つです。
でも私は、それだけで車を見たくないと思っています。
その一台の向こうには、必ず「人」がいるからです。
私にとっては何台もの中の一台。お客様にとっては違う
私は仕事柄、たくさんの車を査定させていただきます。
でも、お客様にとって車を売るという経験は、そう何度もあるものではありません。
そして、査定させていただく一台一台には、それぞれ違った時間が積み重なっています。
・子どもが生まれた時に買った車かもしれない。
・家族みんなで旅行に行った車かもしれない。
・毎日の通勤を支えてくれた車かもしれない。
・初めて自分のお金で買った車かもしれない。
・辛かった時期も、楽しかった時期も、どんな時も一緒に走ってきた車かもしれない。
車の情報としては「平成○年式・走行○万km、○グレード、○色」などとしか書かれません。
でも、その数字の中には表れないものがたくさんあります。
私たちにとっては数ある買取車の中の一台でも、お客様にとっては人生の一部を一緒に過ごしてきた一台。
私はそのことを忘れずにいたいと思っています。
キズや凹みを見る前に、大切にしてきた時間を見たい

査定をして値段を出す仕事なので、もちろん車の状態はしっかり確認します。
キズがある。凹みがある。サビがある。不具合がある。修復歴がある。
それらを正しく見ることは、プロとして当然の仕事です。
でも、マイナス部分を探すことだけが査定ではないと私は思っています。
例えば、10年以上乗られていて走行距離も多いのに、内装がとても綺麗な車があります。
そのような車を見ると、「きっと大切に乗ってこられたんだろうな」と思います。
多少キズがあったとしても、それは長い時間を一緒に過ごしてきた証でもあります。
だからこそ、減点方式である査定の中においても「ここが悪い」「あそこもダメ」と粗探しばかりするような仕事はしません。
査定として伝えなければいけないことは正直にお伝えします。
そのうえで、「この車の良いところはどこだろう?」という目線も忘れたくない。
車の状態を見ることと、車を大切にしてきたお客様の気持ちを大切にすること。
その両方が必要だと思っています。
車を手放す理由も人それぞれ
車を売る理由も本当にさまざまです。
「新しい車に乗り換えるから!」という楽しみな売却もあります。
一方で、
・生活環境が変わった。
・仕事が変わった。
・引っ越すことになった。
・家族構成が変わった。
・事故にあってしまった。
・故障して乗れなくなった。
・大切な家族が乗っていた車を手放さなければならなくなった。
そんな事情でご相談いただくこともあります。
だから私は、車だけを見て、「この車なら○○万円です」で終わりにはしたくありません。
「このお客様は、何に困っているんだろう?」
「どうしたら安心して手放してもらえるだろう?」
「自分にできることは何だろう?」
そこまで考えたいと思っています。
同じ車を売るという行為でも、お客様が求めているものは一人ひとり違います。
車だけを見ていては分からないことがあると感じています。
「高く買ってくれた」だけで終わりたくない

車買取の仕事なので、「他社より高かった!」「思っていたより高く売れた!」と言っていただけるのは、もちろん嬉しいです。
私もできる限り良い金額を提示できるように頑張ります。
でも、それだけでは少し寂しいとも思っています。
私がもっと嬉しいのは、「鈴木さんにお願いしてよかった」と言っていただけた時です。
「安心して任せられました」
「親身になってくれて助かりました」
「また何かあったら相談します」
「家族や友人にも紹介しますね」
このようなお言葉をいただけると、本当にこの仕事をやっていて良かったと思います。
なぜなら、「高く買った車屋」ではなく、「信頼できる人」として覚えてもらえたように感じるからです。
査定しているのは「車」。向き合っているのは「人」
車買取の仕事を始めて、私が強く感じるようになったことがあります。
それは、査定しているのは車だけど、仕事として向き合っているのは人ということです。
車だけを見れば、年式、走行距離、状態、相場。ある程度、数字で判断できます。
でも、人の気持ちは数字では分かりません。
なので、話をする。なぜ売却するのかを聞く。どんなふうに乗ってきたのかを聞く。不安なことがないかを聞く。
そして、その方にとって何が一番いいのかを一緒に考える。
そんなお客様に寄り添う車屋でありたいと思っています。
目指しているのは「人で選ばれる車屋」

インターネットで調べれば、車買取店はたくさん出てきます。
大手買取店もありますし、たくさん広告を出している会社もあります。
その中で私のお店を選んでいただくというのは、決して当たり前のことでも簡単なことでもありません。
だからこそ、「どこに売っても一緒」ではなく、「鈴木さんにお願いしたい」と思っていただける仕事がしたい。
価格だけで選ばれるのではなく、人として信頼してもらう。
車を売る予定がなくても、「車のことで困ったら、とりあえず鈴木さんに聞いてみよう」と思い出してもらう。
そして数年後、また車を手放す時に、「今回もお願いします」と言っていただける。
そんな関係を一人ひとりのお客様と作っていくことが、私の理想です。
一台の車の向こう側にあるものをこれからも大切にしたい
私は車が大好きです。そのことがきっかけでこの仕事をしています。
でも、この仕事を続けるほど、車そのもの以上に、人とのご縁が好きなのかもしれないと思うようになりました。
一台の車をきっかけに出会ったお客様とお話をして、その方の人生をほんの少し知る。
自分のできることでお役に立って、喜んでいただく。
そして最後に、「ありがとう」と言っていただく。
私も、「大切なお車をありがとうございました」と心から思う。
私は、この循環が好きです。
これからも、車だけを見る車屋ではなく、その車の向こうにいる「人」を見る車屋でありたい。
一台一台の車を大切に。そして、その一台を託してくださった一人ひとりのお客様を大切に。
そんな想いで、お客様の大切なお車を買取させていただきたいと思っております。
